金曜日に更新された四季報の持株記載を前号と比較。今回で8銘柄全てチェック完了。

・新たな懸念事項/8570イオンフィナンシャルサービス

https://www.aeonfinancial.co.jp/

イオン系の金融サービスを手がけるイオンFS。イオングループはイオン本体では利益が出ないので、イオンFSと不動産系の8905イオンモールが稼ぐ構造になっている。

22.2 EPS 前号120.5→新四季報115.8

23.2 EPS 前号150.6→新四季報150.6

配当は変更なし。今季EPS予想が多少減ったものの、来季に目を向けたい。「東南アジアでカードや個人ローンが堅調に拡大」との記載あり。この会社に求めたいのはアジアでの成長なので、この路線で進んでほしい。最近の懸念事項は同社における中国の地政学リスク。ロシアのウクライナ侵攻を受けて、社内でも色々と議論がなされていると思う。

・数字落ち過ぎ/アルヒ

https://www.aruhi-group.co.jp/

固定金利住宅ローン「フラット35」販売首位のアルヒ。この会社については営業収益も見ておきたい。左から営業収益、EPS、一株配当。

22.3 前号29,500、161.4、60

 新四季報→25,500、116.1、60

23.3  前号33,000、181.3、63〜72

 新四季報→30,000、133.1、60〜62

こうして見ると、直近で下がっていた株価も納得できる。数字落ち過ぎである。中古物件不足による販売減とシステム費負担が減益の理由らしい。もともとは金利上昇で固定金利が見直されるはずと見込んで選んだ銘柄だった。会社の来季予想が四季報予想を下回るようなら入れ替えを検討したい。

・8銘柄のチェックを終えて

アルヒが不安である。ヒガシ21、ウイルプラスは明るい内容だった。